翌朝、居るはずのジョアンが居ないことに気付くまで、さほど時間は要さなかった。
『ジョアン?』
一人で寝るには大きすぎるベッドから足を下ろし、僕は辺りを見回した。
『おいで、ジョアン!』
大きな声で叫んでみても、ジョアンの駆けてくる姿は無かった。
『トイレかな…。』
そう呟いてベッドに戻ろうとしたときだった。
キィ‥
『?』
振り返る猶予さえ与えられなかった。
『っ!!』
背中に物凄い勢いで飛び掛ってきた何者かに、僕は転げ落ちてしまった。
バッと振り返る。
自分の目に映った真実を
僕は信じたくなかった。
『ジョアン…?』


