それから、俺はリキを目指した。 体を鍛え、好き嫌いせずに何でも食べた。 成長期を迎え、俺の背はぐんぐんと伸びていった。 ただ、髪だけは染めなかった。 リキが褒めてくれた髪、失う訳にはいかない。 俺がリキと同じ金色に染めたのは、リキが死んだ日だ。 リキになる為じゃない リキを忘れない為じゃない リキを…越える為。 いつか、リキを越える日が来たら、俺は髪を赤毛に戻そうと思う。 金色は決意の色。 人を愛することを知って、すっかり弱くなった最強の男を越える為の。