山南さんが嫌味を言うのは割と多いことなのだが、環境が変わってから忙しいせいもあって、神経が尖っているところに山南さんの嫌味は土方さんにとって最悪だろう。

「そりゃあ、土方さんの機嫌も悪くなるわな」

「本当にね。仲良くして欲しいよ」

 やれやれと言わんばかりに、総司はため息をついて後ろに下がっていった。

「なぁ、左之。話の流れている将軍様の警護いつかはできると思うか?」

「あー、出来るんじゃないか?芹沢さんが結構あちこちに掛け合っているみたいだからな」

「そうだけど、あの人の場合飲みたいだけのように思えて・・・。ちゃんと話ししてるのか謎なんだよなー」

 頭を掻きながら、首を傾げる新八。