小柳君は、本当はばらす気なんかなかったと言うの? 私は、彼の脅しを無視すればよかった、って事?
何よ、それ……。でも、
「ど、どうして……?」
「だって、仮に僕が和也に話したとして、あいつは僕の話を信じると思いますか? 何かを目撃したわけでもなく、何一つ証拠はないんですよ? 単なる僕の想像に過ぎないわけです」
「あ……」
確かにそうだわ。私は小柳君にばれた事に焦り過ぎて、冷静さに欠けてたんだわ。
「そもそも、高校の時もそうです。僕に言い当てられた時、シラを切ればよかったんです」
「……チッ」
あの小柳君とのキスは、する必要なんかなかったのね!
何よ、それ……。でも、
「ど、どうして……?」
「だって、仮に僕が和也に話したとして、あいつは僕の話を信じると思いますか? 何かを目撃したわけでもなく、何一つ証拠はないんですよ? 単なる僕の想像に過ぎないわけです」
「あ……」
確かにそうだわ。私は小柳君にばれた事に焦り過ぎて、冷静さに欠けてたんだわ。
「そもそも、高校の時もそうです。僕に言い当てられた時、シラを切ればよかったんです」
「……チッ」
あの小柳君とのキスは、する必要なんかなかったのね!



