「ん……俺は行ってもいいけど?」
と言って和也は私の顔色を窺った。
「えー、弟とドライブ?」
私は、さも嫌そうな声でそう言った。我ながらまったく素直じゃない。本当は行きたいのに。
私はいつもそう。和也への想いを悟られたくなくて、いつもこういう態度を取ってる。
「そう言わずに、たまには仲良く出掛けたら? 昔はいっつも一緒だったんだから……」
そうなんだよね。私が和也を男の子と意識する前は、どこへ行くにも、何をするのも私と和也は一緒だった。お風呂も一緒に入ってたっけ。
「だったら、お母さんも一緒に行こうよ?」
うわっ。私ったら、なに余計な事を口走ってるのかしら!
と言って和也は私の顔色を窺った。
「えー、弟とドライブ?」
私は、さも嫌そうな声でそう言った。我ながらまったく素直じゃない。本当は行きたいのに。
私はいつもそう。和也への想いを悟られたくなくて、いつもこういう態度を取ってる。
「そう言わずに、たまには仲良く出掛けたら? 昔はいっつも一緒だったんだから……」
そうなんだよね。私が和也を男の子と意識する前は、どこへ行くにも、何をするのも私と和也は一緒だった。お風呂も一緒に入ってたっけ。
「だったら、お母さんも一緒に行こうよ?」
うわっ。私ったら、なに余計な事を口走ってるのかしら!



