「……姉貴?」
私ったら、本当に半分くらい気が飛んでたみたいで、いつの間にか目をつぶっていた。和也の声でゆっくり目を開くと、和也の顔が目の前にあった。
「これって、もしかして俺が付き合ってた女達か?」
「え、あ……うん」
和也の口から漏れる息が、私の顔に掛かるけど、それはちっとも嫌じゃない。むしろ、その綺麗な色の唇を私のそれで塞ぎ、彼の息を全部私の中に吸い込みたい。そして彼の唾液を、飲んでみたい。
そんな事をしてはいけないと、頭のどこかで理性の私が警告するけど、それに従いたくない本能の私もいる。そして、理性の私の警告を無視した本能の私は、自由になった手を動かし、和也の頭を抱え込むのだった……
私ったら、本当に半分くらい気が飛んでたみたいで、いつの間にか目をつぶっていた。和也の声でゆっくり目を開くと、和也の顔が目の前にあった。
「これって、もしかして俺が付き合ってた女達か?」
「え、あ……うん」
和也の口から漏れる息が、私の顔に掛かるけど、それはちっとも嫌じゃない。むしろ、その綺麗な色の唇を私のそれで塞ぎ、彼の息を全部私の中に吸い込みたい。そして彼の唾液を、飲んでみたい。
そんな事をしてはいけないと、頭のどこかで理性の私が警告するけど、それに従いたくない本能の私もいる。そして、理性の私の警告を無視した本能の私は、自由になった手を動かし、和也の頭を抱え込むのだった……



