―――――――――――― 「おはようございます。さやお嬢様」 優也はカーテンを開けて微笑む。 「おはよう、優也」 あたしも微笑み返す。 昨日の事件で、家庭教師の件が無くなり、平穏な生活が戻って来た。 「朝食が出来ていますよ」 「分かった」 優也は部屋を出て行った。 唯一、変わったのは優也への態度かな。