―――朝。 珍しく自分で起きれたあたしは、鏡を除き込んだ。 うわぁ……。 くまが出来てるよ……。 昨夜は結局眠れなかった。 何度も眠ろうと試みたが結局、眠れたのは3~4時間くらいだった。 ―――コンコンッ ドアをノックする音が聞こえる。 「は~い」 気だるげに返事を返すとドアが開いた。 「お嬢様が早起きなんて、珍しいこともあるんですね」 入って来たのは優也だった。 あたしを起こしに来たのだろう。