隣の彼女は・・・

「ああそうかって?

何を一人で納得してるの?」




「じゃあさあ~、もう、来なくっても
いいんじゃねえの?」



「何で?」



「何でって・・・


鈴、お前受験しなくてもいいんだろ?

だったら・・・。」




鈴の方が普通にしてても

何だか俺の方が・・・


まだ・・

そう・・


まだ、気にしてるんだ・・・


おかしいけど・・さ。




鈴と目を合わせずに

次の講義のテキストを出して読み始めた。


が・・・



「受験するよ。」


え?

何で?


思わず鈴の顔を見て


「何?その顔。」



「な・・何って・・・

鈴・・お前どこを受験するんだよ。」



「え~、それは言えないな~。」


秘密かよ・・・

つか・・なんで?