やはり私にはまだ無理だったのだ。 今まで姉や母親のように訓練を真面目に行うことなく、日常生活の方に力を注いできた。母親はそれに対してご立腹のようであったが、姉が抱く妹の可愛さを利用した。そうして姉の甘さに依存し、いっちょ前に家訓だけをこなそうとした罰があたった。 私はやけになっていたのだ。 いつまでたっても成長しない私に対して。 そして甘えていたのだ。 妹という立場に。