目を覚ますとそこは自分の家だった。きっとあの女性が運んでくれたのだろう。結斗様にそっくりな女性が。



そういえば結斗様は一体どうしているだろう。まさか死んだのでは。


そう思うと、体温が急激に冷えていくのが分かった。心臓も止まりそうだ。こんなところで寝てられない。


怪我など関係ない、結斗様の怪我を考えればこれくらいどうってことない。傷が開いたって別に構わない。


今は結斗様の安否を…。そう思った私は急いで本家宅へ向かった。