「ココア持ってきた」 「ありがとう!」 陽大特製ココア。 甘ったるいものが大好きなあたしのために 陽大んちに来るといつも作ってくれる。 あたしが床に正座してココアを飲んでると、陽大はベッドに腰かけてあたしを抱き上げた。 「なに? どうしたの?」 「いや?」