「翔ちゃん、私がどれだけ長い間翔ちゃんの事思ってきたか解ってるでしょ？それに翔ちゃん今までだって色んな女の人と遊んでたの知ってるし」


千年はまだ幼さの残る顔で淡々とオレに言った


「これまでの女たちとは違う。有はオレが初めて本気で好きになった相手なんだ」


「へぇ……有さんって言うんだ…珍しいね
翔ちゃんが女の人の事ちゃんと名前で呼ぶなんて。いつもまともに覚えていないよね？
それだけ、今回の人は違うんだね
だけど翔ちゃん今更遅いよ。もう翔ちゃんちとうちの家とで話どんどん進んでるよ」


「どういう事だよ」


オレは寝耳に水状態で聞き返した