本当は飛び上がるほど嬉しいはずなのに


夢でもいいから欲しかったことばなのに


素直に喜ぶ事ができないでいた


私の存在が翔真を苦しめているんじゃないかって


翔真の人生を狂わせてしまうんじゃないかって


そう思うと、とても素直に喜ぶことが出来なかった


「翔真ぁ……」


私が情けない声で翔真を呼ぶと


「お前は何も考えるな。ただこうしてオレの腕の中にいればいい。約束する。お前の事、絶対守るから」