神様 オレ様 悪魔様!?(兄・真太郎番外編、完結!)

俺は控え室でスタンバイしていた


そこへ、両親と翔真、それから正式に翔真の嫁になった身重の有がやってくる


先方が来ていないそうだがどういう事だと親父が言う


当然だ


あの後、高宮の家に俺から縁談を白紙にしたいと連絡をいれたのだ


ゆすらの父親もゆすらから話を聞いていたのだろう


電話越しでも解るくらい頭を下げ謝っていた


ゆすらをバカ娘だのなんだのと言っていたが、結局あの二人を許したところをみると


今じゃいくら急上昇の大企業の社長とは言え、娘の幸せを願う父親に代わりはないのだと思う


そんな事があったとまだ知らない親父に俺が言う


「ええ、承知してます。私が来なくて良いと言いましたから」


どういう事だと親父とお袋、翔真までもが心配顔をする


翔真、お前結婚して丸くなったな


人の心配まで出来るようになるとはな


兄ちゃん嬉しいぞ


と、感慨に浸っていると


「兄貴、どうしたんだよ。ボケッとしてる場合かよ」


翔真、ちょっと会わない間に随分と世話焼きになったものだな


大体だぞ


元はと言えば千年がお前の事好きだったから、俺は長い片思いに苦しむ羽目になったんだろうが


何か腹立ってきたな


悪い癖だ


俺のSな部分が騒ぎ出す


駄目だ


さすがに止めておこう


今日は翔真で遊んでいる暇などないのだ


俺の一生が掛かった大切な日なんだ