客間に通され、出された茶菓子にも手をつけず、瞳を閉じ静かに待つ
時折、庭から鹿威しの音が響いてくる
俺はこういう凛とした空間が好きだ
なのに、ドカドカとみっともない足音がそれを壊す
襖の前で止まった足音は一瞬、呼吸を整えると
「お待たせいたしました」
と綺麗な所作で襖を開け、畳のヘリを踏まぬよう静静と下手に座る
「廊下を走る足音が丸聞こえだぞ、千年」
バレてたかと舌を出す千年
やはり千年はゆすらと同年代なのだなと改めて感じる
ならば、
俺も青臭くなってやろうじゃないか
「千年を俺の嫁にしたい」
時折、庭から鹿威しの音が響いてくる
俺はこういう凛とした空間が好きだ
なのに、ドカドカとみっともない足音がそれを壊す
襖の前で止まった足音は一瞬、呼吸を整えると
「お待たせいたしました」
と綺麗な所作で襖を開け、畳のヘリを踏まぬよう静静と下手に座る
「廊下を走る足音が丸聞こえだぞ、千年」
バレてたかと舌を出す千年
やはり千年はゆすらと同年代なのだなと改めて感じる
ならば、
俺も青臭くなってやろうじゃないか
「千年を俺の嫁にしたい」



