「さっきのヤツら全員オレに告って玉砕したヤツらだ」


とか言いながら柊さんは私の隣に座り
涼しげな顔でお蕎麦をすすっている


玉砕って…


今、私達は社員食堂の一番隅の席で並んで座りお昼を食べている


「柊さん、やり過ぎじゃないですか？人前で、その抱きしめたりとか…。今だって別に向かい合わせの席でもいいかと思うんですけど…」


肘と肘がくっつきそうなくらいに並んでいる私たち


「甘いな。いくら付き合ってるって言っても、オレがどれだけ有の事好きかって風に解らせないとアイツら納得しないぜ
それとーーー
柊さんじゃなくて翔真な」


って言うとお蕎麦を一気に食べて


「オレ、昼から外出だからもう行くわ」


って私の髪にチュッてキスをし、
颯爽と社員食堂から出ていった