駐車場に車を止めると柊さんは私の手を取って歩きだした


えっ…


一瞬で自分の頬が紅潮するのがわかる


「な、何もここまでしなくても…」


って言うと


「オレ達が付き合ってるって周りのヤツらにわかってもらわなきゃならないんだから当然だろ?お前はオレの…」


「はい、虫除け虫除け」


「わかりゃいいんだよ。それからオレと手繋げてるんだからもっと喜べよ。情けない顔してんじゃねーよ」


はぁ…
神様…
天使は悪魔だっただけではなく


オレ様でもあったみたいです…