千年が部屋を出ようとした時
「忘れ物だ」
と言って、あの時の手紙を千年に持たせた
「これっ…何で?」
千年が驚いた顔をする
「あの時、あのくそ不味いチョコとこの手紙をちゃんと捨てていれば、お前は俺の事をちゃんと見たのだろうか?………男として」
「真ちゃん……」
「悪い。つまらない事を言ったな。さあ、襲われたくなければ早く部屋から出ていってくれないか」
俺は窓から庭先を見つめながら
千年が出ていった事をドアが閉まる音で確認する
これで良かった
これで良かったんだよ
良かったんだと何度も心の中で繰り返した
窓の外に広がる庭の木々が俺の心とは裏腹に鮮やかに彩られていた
「忘れ物だ」
と言って、あの時の手紙を千年に持たせた
「これっ…何で?」
千年が驚いた顔をする
「あの時、あのくそ不味いチョコとこの手紙をちゃんと捨てていれば、お前は俺の事をちゃんと見たのだろうか?………男として」
「真ちゃん……」
「悪い。つまらない事を言ったな。さあ、襲われたくなければ早く部屋から出ていってくれないか」
俺は窓から庭先を見つめながら
千年が出ていった事をドアが閉まる音で確認する
これで良かった
これで良かったんだよ
良かったんだと何度も心の中で繰り返した
窓の外に広がる庭の木々が俺の心とは裏腹に鮮やかに彩られていた



