結局、美味しい懐石料理をたっぷりとご馳走になり


お断りしたにも関わらず、また黒塗りのすごい高級車で家まで送ってもらった


「ご馳走さまでした。それにわざわざ家まで送っていただいてありがとうございました」


って頭を下げると


「これくらい、いつでもご馳走してやるよ。アンタがその気になるんならな」


ってニヤリと笑う


「え、遠慮します」


「やっぱ、おもしれーなアンタ」


そう言ってハッハッハッって笑うと


真太郎さんを乗せた黒塗りの高級車は走り去っていった