「堀江くん、私も大学の頃ずっとあなたの事が好きだった」


封印していた思いを、今やっと言う事ができた


「そっか、サンキュ」


そう言って一瞬寂しそうな笑顔を浮かべると堀江くんは伝票を持って行ってしまった


これで、終わったんだなって思った


やっと自分の気持ちを整理することができたんだなって思えた


堀江くんが去って少しして電話をかける


私の目線は窓の外にいる彼


ワンコールで慌ててでる


「な、何かされたか?」


とても、慌てた様子の彼が見える


「ううん、何も」


「そっか…ちゃんと話せたか?」


落ち着きを取り戻したのか静かに翔真が聞く


「うん、話せたよ。ありがとう翔真」


「いや、オレは別に。まっでも良かったな」


寒そうに背中を丸めながら話す彼に


「ねぇ、そんなとこいないでこっちに来たら?何か暖かいものでも一緒に飲む?」


って聞いたらーーー