私は堀江くんに自分の気持ちを正直に伝えた


翔真しか愛せない事


翔真とこの先もずっと一緒にいようと思っている事を精一杯伝えた


堀江くんはゆっくりとカフェオレを口にすると


「オレの長かった片想いもいよいよ潮時だな」


って言った


「堀江くん…ごめん」


「そんな顔するなよ。せっかく踏ん切りつけようと思ってるのに」


「……………」


返す言葉が見つからない


「店、出ようか。あんまり長くいると寒空の中、店の外で突っ立ってるヤツに申し訳ないからな」


って言うと窓の外を見た


私も堀江くんと同じ方へ目を向けると


道を渡った反対側のガードレールにもたれ掛かって


寒そうにしている翔真がいた


翔真…


思わず二人で笑いあった


そしてーーー