「つ、疲れた…」


恐ろしく長い一日が漸く終わり、とっとと帰ろうとしていると


「桜川さん、悪いんだけどちょっと急ぎの件で手伝ってもらえるかな?」


デビル柊の声が後ろからした


「残業ですか?」


ってついつい口が滑った


するとーーー


私の耳元に顔を近づけたかと思うと、
誰にも聞こえないくらいの声で


「お前さぁ、そんな事言っていいわけ?」


悪魔が囁いた


「よ、喜んで~。残業でも何でもやります!やらせてください!」


って慌てて言うと


「ありがとう」


って天使の笑顔を向けられた


あぁ、私つい最近までこの笑顔にめちゃ癒されてたのに…


何故だろう


今はこの笑顔見ると身震いするよ…