「莉緒!!」 さとえが私を引き止めた。 「何?」 「莉緒。本当にごめん。でも、私はこのまま莉緒と気まずくなるなんて嫌だよ…。」 さとえが泣きだしてしまった。 さとえは悪くないのに…。 「ごめん。私こそ八つ当たりした…。」 良かった。仲直り出来て。 多分このまま私が一人で学校行ってたら、なかなか仲直り出来てなかったと思う。 お互い頑固だからねww あっという間に学校に着いた。 理生くん来てるかな? 教室に入るとすぐ理生くんを探した。 でもこの日、理生くんが学校にくる事はなかった。