私達は走って帰った。 そして、荷物を持って別荘を出た。 「ギリギリ間に合ったな!」 「うん。良かったぁ。」 私達が乗った電車はまた、すいていて、理生くんと座ることが出来た。 あっ!そうだ!指輪っ! 「ねぇ!理生くん!はいっ!!プレゼント!」 「えっ?何これ!!指輪?」 「うん。私達、ずっと一緒にいようね!!」 「………指輪って男があげるもんじゃねぇの?」 理生くんは悲しい顔で笑った。 また、この顔…。 理生くん、どうしちゃったの??