さとえと山田くんはまだ起きてないのかな? 起きる前にさっさと朝ごはん作っちゃお! 私が料理していると、理生くんがやってきた。 「手伝おうか?」 「いいよ!休んでていいよ。」 「そっか…」 私はまた、料理を始めた。 ぎゅっ いきなり、理生くんが後ろから抱き締めた。 「もう!危ないじゃん!」 「なぁ、莉緒…。俺って……。」 「俺って?」 「いや、なんでもない!俺、リビングにいるな!」 そう言ってリビングに行ってしまった。