*莉緒サイド* 朝起きると、もう理生くんはベッドにいなかった。 部屋を出てみると、理生くんは朝ごはんを作っていた。 「理生くん、おはよう!!起きるの早いね!」 「おはよ。そうでもねぇよ!」 「もう、朝ごはん作ったの?」 「ん?まだだよ。これから作る。」 「じゃあさ、今日は私に作らせて!!」 「あ、あぁ。いいよ。」 みんなにいっぱい迷惑かけちゃったし、少しでもおれいがしたいんだ…。 「ありがとう!じゃ、理生くんは休んでて!」 「了解!」 リビングを見ると、まだ誰もいなかった。