【Hello Miss Maria Rose】

 機械的なアナウンスで、赤い液体の中に浮いている、水着姿の少女は頷いた。

「悪いけど、音声ジャポネス語にしてくんない? イングリシュア語は発音難しいの」

 そう言うと、耳に付いているピアスが緑に光り、ピピッと鳴る。

【音声確認。ジャポネス語訳に切り替えました。
 こんにちは。マリア・ローズ】

「やほ~。ブラッディ・マリア元気? って言っても、機械相手じゃ返答しないか」

 ローズは苦笑しながら頬をかき、後ろの腰に何かあるように手を翳し、構える。

「そいじゃ、セブンスターの刺客をシャットダウンさせるかなっ!」

 目の前にはモニター画面。


 太陽の光りに当てられ輝く、数多の星。


 そう。ここは宇宙世界。











 名を










 コスモ・ゼーレ。