短編集


 二人の小アルカナ達はモニターで頷き、左右に展開。

 大アルカナの三人は機体の背中を合わせ、武器を構えて静かに待つ。

 お互いが攻めて来るのを待つ中、小アルカナの一人が四本の腕を伸ばして攻撃を仕掛ける。
 何の前触れも無く攻撃を仕掛けられたためか、もう一人の小アルカナの攻撃が遅れた。

 研ぎ澄まされた感覚を解き放つ。


 伸ばされてきた腕をわし掴み、槍と日本刀で一気に切り離す。
 残されたローズは天使の羽根を生やして上空へ。

 ランスは二本に分裂し、小アルカナのロボットに切っ先を向ける。

「ラグナロク・ブレス」

 ブラッディ・マリアのカーネリアンの瞳が輝きを増す。
 ランスの先からは流れ星の如し閃光が、小アルカナの脈打つ場所を突き抜けた。

[[そんなバカなああっっ!!]]

 二体のロボットは破壊され、小さな鉄屑だけが宇宙空間を漂っている。

 三人が一息着くと、母船であるキャメルが迎えに来た。

[三人ともごっくろ~さ~ん! すぺしゃるでぃな~をご用意してるわよ~ん! 早くアタシの所にぶち込みにきて~ん!]

 今までのシリアスがぶち壊されるかのごとく、オネェの声が音声のみで機体の中に響く。

 三人とも、苦笑しながらだが母船へと戻った。