短編集

「フロンティア!」

 ローズが叫ぶと、新たなモニターが開かれた。

「やぁローズ。なかなか苦戦してるじゃないですか?」

 モニターに映し出されたのは、猫耳を生やした緑の髪の少年。

 ローズと同様、色は違うが、青色の装甲のロボットに乗っている。
 フロンティアはちゃんとジェネリックスーツを纏い、にこやかに言った。

「このあたしが苦戦なんかするわけないじゃない。ダイヤシリーズは視力が抜群のはずなんだけどな?」

 皮肉げに言うと、フロンティアはクスクスと笑った。

「そんなこと言うヒマがあったら、さっさと片付けたらどうです? ラークも来ますよ?」

 ローズはその名を聞いて、物凄く嫌な顔をした。

「げっ。ラークまで来んの? あいつ来たらあたしのストレスが発散できないわ!」

 そう叫ぶと、ローズはランスを振り回しながら速攻。フロンティアも、苦笑しながら朱槍を構えて駆け抜ける。