その日は、そのまま、寝てしまった。 陽星君が迎えにきたので、急いで用意をして、事務所に向かった。 車の中でいきなり陽星君が聞いてきた。 「遠山さん、何かありましたか?」 「えっ!?」 いきなり過ぎてびっくりした。 「元気がないもんですから」 陽星君には、嘘つけないなあ。 正直に言うしかないかな。 「じ、実は………」 あの日あったことを陽星君に話した。