「何故君の前でロキの名前を名乗ったのか。まぁ、僕が神話好きでロキのことが好きってのが一番なんだけどね。君の前に出る時は絶対ロキだよね」 「どういう意味?」 ミッシェルと知り合うことを知っていたかのような口調に問い返せば、ロキはミッシェルを見た。 「だってミッシェルも『閉じる者』でしょ?」 「え」 心を見透かすような金色の瞳がミッシェルを見つめる。