神様さえも朽ちらせる忌わしき呪物


 「悲しむことはない…我らとて、何度でも廻り(死に)、会える(生きる)のだから」

 どうか、あなただけは笑っていて。

 龍雨の心を知ってか知らずか、ロキは笑っていた。

 「シャク、今度は暑いところで海水浴しようか」

 「はい、はいっマスター!」

 マスターが遊んでくれるー!と犬丸出しなシャクナが尻尾を振る(例)。