「はは…どうしようか、ロン。シャクがヤンデレになっちゃった」 「あなたの教育の賜物ですね。おめでとうございます」 振り返り助けを求めるロキに、執事がするように恭しく頭を下げた龍雨が笑みを零した。 「…あー…うん。分かった。シャク。よくやったね」 よしよしとシャクナの頭を撫でれば、シャクナはまるで尻尾でも振るかの如く喜び、ロキに頬擦りした。