後を終えないシャクナに呆れ、龍雨が後を追った。 「…年ですか?涙腺が決壊するだなんて」 トテトテと傍に寄った龍雨に背を向けたまま、廃屋に手をついて瞳を擦るロキが幼く見えた。 「ハハは…命は平等に重いから」 平気で兵士を殺す人の台詞ですかと言いたかったが怒りそうなので止めた龍雨が布をロキの頭に被せた。