甘雨、君が笑って。



「…あー…うん」




素っ気なく


聞こえるけど。



照れてるだけって


分かってるよ。




また、


髪を


クシャッてして



口元を


手で覆いながら





「………俺も」




って。



視線だけ


あたしに向けて




小さな小さな声で


ぶっきらぼうに


言われても。




そういう


照れ屋な所も



やっぱり


大好き


なんだ。