私は王子を好きになっちゃいけない。 早く…早く行かなきゃ!! ―――ガシッ…! 「待てっつってんだろ!?」 私の腕が捕まった。や…やだ…。見ないで…。 「怒ってんのかよ!!」 「違うから…だからお願い…私を見ないで…!」 私は手で顔を隠した。 王子はすごく驚いていた。 「な…なんで…?」 そりゃそう聞くよね…? でも答えらんない…。だから…… 「ごめんねっ…お邪魔しました!!」 ―――バタンッ… 私は玄関のドアを閉めて走っていった。 「な…なんだアイツ…?」