あれから、何事もなく過ごしていた。 だけど……。 「大変だ!!」 櫂がいきなり倉庫に飛び込んできた。 「大変なのはお前の頭だ」 こんなときでも冷たく言い放つ圭一。 「か……“架空”が手紙を送りつけてきた!」 夜桜全体が静まった。 たしか……夜桜の次に強いところだ。 美鈴の兄の……。 「手紙……、見せてみろ」 「あ、あぁ」 圭一が櫂から手紙を受け取る。 圭一は、手紙を読んだあと小さく舌打ちをした。 なにかイラつくことでも書いてあったのか? 床に捨てられた手紙を拾って見てみた。