どうせ、捨てられるだけだ。 私に居場所など存在しない。 過去のことでも、話してしまおうか……。 「圭一……」 私は壁を見ながら圭一に話しかける。 「ん?」 「私の、過去のことを、聞いてほしい」 息をのむ音が聞こえた。 私は、圭一の返事を聞かずに話し始める。