どこくらい時間がたったのか分らない。 はっとして彼女の顔を見た。 俺ばっかり話して彼女のことなんか 考えている余裕すらなかった この時初めて、はっきり彼女の顔を見た。 「あなた、私に似てる。」 顔を上げた俺に小さい声で囁いた なんだか納得していた 分らなかった問題が解けた時みたいに 絡まった糸が解けたみたいに心が軽くなった そんな自分に少し笑った。