それは、優しさなんかではないことを私は知っていた

それでも嬉しくなるのは私がもう何年も馬緒のことが好きだから

心配されたんだって勝手に思い込ませて気分を高揚させる

つまらなくて、惨め

それでも私は馬緒を選ぶんだ

これから起こることも知らずに…