「杏花?俺を誘惑してんの?」
「へ?」
杏花は自分の胸元を見下ろして…
「キャァァア―――!!/////」
慌てて布団を手繰り寄せ、俺に背を向けた。
フフッ、可愛いヤツ。
今さらなのに……。
俺は後ろから抱き寄せた。
「なら、今夜はオペラで決定な?」
「うん!!」
杏花は顔だけ俺の方に傾けて…。
相変わらず恥じらう杏花。
まぁ、そこも堪らなく愛おしくて仕方ないんだが。
俺は杏花の頭にキスを落として
ルームサービスを頼みに寝室を出た。
朝食を済ませた俺らは、ローマの街へと繰り出した。
昨日は市内観光と挙式をしたから、
今日は買い物とオペラにしようかと思っていた。
杏花はキッチン用品のショップで大はしゃぎ。
洗練された食器の数々。
アクセントが効いたり、調和がとれたインテリア。



