「んなもんだーいじょーぶだって。そんなちっこいもんに俺が負けるはずないだろ」 ……何という自信。 でも、普段ならうざいだけのそれも、今だけは心強かった。 「どっから出んのその自信」 「知らねー。ま、のんびり行こうぜ」 そう言って新堂はあたしを背負い直すと、『んじゃ、またなーミカエル』と言って、のんびり歩き出した――…