「………_る…ん、るーちゃん!」 ミサの大きな声で あたしは目を覚ました。 「んー…………今何時ー?」 「もう放課後だよ? 帰らないと。」 クスクスと笑いながら あたしのカバンを渡してくれた。 「うわぁ……。寝過ぎた。 ミサ、ノート見せてく………」 「言うと思ってたから 寝てる間に写したよー。」 「ありがとー!」 「いいよいいよ。 だから、早く雄平くんに 会いに行って来て。」 ミサに手を振って あたしは走って病院へ向かった。