俺達兄弟は目を見開き口をパクパク動かす。
端から見れば間抜けな顔だが俺達は必死だ。


目の前に居たのは水色と白色の大きな猫。一般的なサイズだった二匹は背中に人を二人のせれるほどの大きさになっていた。


「これが私達の真の姿よ」

「今から目的地まで移動しよう」

そう言って二匹は俺達を背中に乗せようと近付く。




刹那、赤黒い閃光が二匹を襲いその体を貫いた。