どれくらい時間が経ったか分かんないけど。 あたしの携帯のバイブ音でパッと目を覚ます。 慌ててベッドから飛び起きて電話に出た。 「ミュウちゃん見つかったの?」 お姉さんが心配して連絡してきた。 「まだ。」 「そっか、あんまりふさぎ込んじゃダメよ?」 「…うん、分かったよ。ありがとう。尚吾にもそうメールしておいて。」 「分かったわ。」 電話を切ると、窓際に立ちつくしながら、カーテンのすき間から窓の外をボーっと見ていた。