届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…


思ってもいない指摘に、考える余裕すらなくて。

「うん…。だから、あたしの部屋に来て欲しいんだけど…。」

そう答えるの精一杯。

「いいよ。すぐに行くから部屋で待ってろ。」

「わかった。」

ドアを閉めた瞬間、足が震えてるのに気付いた。

最初は手だけ震えてたのに、いつの間にか震えが全身に広がってる。

壁にもたれないと、うまく歩けない。

部屋に入った途端、腰が抜けちゃった。

ドアの前に座り込み完全に立てない。

這(は)うようになんとかベッドまで移動。

呼び出すだけで腰が抜けるなんて…。

コクったら緊張死しちゃうよ!!

……相当、弱気だ。

なのに