「ごめん。今日は眠いから。」 そう言いながら頭までスッポリと布団をかぶって。 泣いた顔なんか見られないように。 グッと枕を口に当てた。 「そっか…ごめんな。おやすみ。」 お兄ちゃんの声が。 少し寂しそうだけど。 涙の意味なんか答えられないから。 そのまま返事も出来なかった。 あたし…