だが持ち上げる事は出来たが、かなり重い。
ロイドは確か、二〜三倍の力が出せると言っていた。
自分の弟が身長百八十センチで体重六十五キロだと聞いた。
ロイドは弟より大きく筋肉質なので、七十キロくらいあるんじゃないだろうか。
三分の一にしても二十三キロはあることになる。
このまま歩くのは、背中に回した腕がすっぽ抜けそうで怖い。
結衣は一旦ロイドを下ろすと、今度は彼に背を向けて、足の間にしゃがんだ。
腕を引いて身体を背中に乗せ、両足を持って立ち上がった。
こっちの方が随分楽に運べる。
結衣はロイドをさっさと寝室に運んで、ベッドに寝かせた。
その間ロイドは、一度も目を覚まさない。
マシンを外して白衣のポケットに戻すと、結衣はロイドの隣に潜り込んだ。
目を閉じて眠ろうとするが、ちっとも眠くならない。
当たり前だ。
結衣は朝起きてから数時間しか経っていない。
まだ寝る時間ではないのだ。
しばらくゴロゴロしていたが、眠れそうにないので諦めた。
ロイドは確か、二〜三倍の力が出せると言っていた。
自分の弟が身長百八十センチで体重六十五キロだと聞いた。
ロイドは弟より大きく筋肉質なので、七十キロくらいあるんじゃないだろうか。
三分の一にしても二十三キロはあることになる。
このまま歩くのは、背中に回した腕がすっぽ抜けそうで怖い。
結衣は一旦ロイドを下ろすと、今度は彼に背を向けて、足の間にしゃがんだ。
腕を引いて身体を背中に乗せ、両足を持って立ち上がった。
こっちの方が随分楽に運べる。
結衣はロイドをさっさと寝室に運んで、ベッドに寝かせた。
その間ロイドは、一度も目を覚まさない。
マシンを外して白衣のポケットに戻すと、結衣はロイドの隣に潜り込んだ。
目を閉じて眠ろうとするが、ちっとも眠くならない。
当たり前だ。
結衣は朝起きてから数時間しか経っていない。
まだ寝る時間ではないのだ。
しばらくゴロゴロしていたが、眠れそうにないので諦めた。