いつも良くしてくれる所長の頼みだから『嫌』とは、言えない。 鍵を受け取り二階へ上がり 真っ暗い会議室の電気をつけた。 あっ・・・ あたしは、後ずさった。 そこには 敦がいた。 なんでいるの? こんな暗い中で何してるのよ~ 「ゴメン」 と、言って会議室から出ようとした。 「待って 話しよう」 話をしよう? 今さら なんの話? あたしが、話があると言った時には聞いてくれなかったのに…。